世界大百科事典(旧版)内のSaintLawrenceSeawayの言及
【セント・ローレンス[川]】より
…エリー湖とオンタリオ湖の間のナイアガラ滝を迂回するウェランド運河Welland Canalが1829年に開通して,大西洋から直接大陸内部へ入る航路が開かれた(数度の改良工事が行われ,現在の運河は全長43km,両湖間の99mの落差を八つの閘門(こうもん)を設けて航行可能にしている)。19世紀末からカナダとアメリカの間でセント・ローレンス川の水路改良に関して交渉がつづけられていたが,たびたび計画が遅延し,ようやく1954年水路開削と水力発電ダム建設の工事が開始され,1959年,セント・ローレンス水路Saint Lawrence Seawayが完成した。その結果,モントリオールからスペリオル湖まで,2万7000トンの積載能力をもつ外洋船が,16の閘門を通って180mの落差を遡航(そこう)することが可能になった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」