世界大百科事典(旧版)内のSaint-Riquierの言及
【カロリング朝美術】より
…この西端部の複雑な造りは西構え(ウェストウェルクWestwerk)とよばれ,中世の教会堂に典型的な二つの塔をもつ正面を生み出すもととなった。フルダ修道院教会(780献堂),外観を写した17世紀の版画で知られるサン・リキエSaint‐Riquier(ケントゥーラCentulla)の修道院教会(774献堂),コルバイの修道院教会(873‐885)などはその例である。また聖遺物崇拝が盛んになったため,それを納める祭室下部のクリプタ(地下祭室)は大規模なものに発展した。…
※「Saint-Riquier」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」