世界大百科事典(旧版)内のSaladinの言及
【サラーフ・アッディーン】より
…翌年,ダマスクスで没。武人として優れた才能を発揮したばかりでなく,イスラムの慣行に基づいて異教徒を公正に扱い,その博愛主義のゆえにヨーロッパの文芸作品にもサラディンSaladinの名でしばしば登場する(レッシングの《賢者ナータン》やW.スコットの《タリズマン》など)。財政難に苦しみながらも,カイロにモスクやマドラサを盛んに建設して,イスラム諸学の振興に努めた。…
※「Saladin」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」