世界大百科事典(旧版)内のsalepの言及
【ラン(蘭)】より
…またギリシア神話では,サテュロスの息子オルキスがバッコス祭に女官を犯して八つ裂きになり,ランに変わったという。そのため,この根から作られる生薬サレップsalepは催淫性があると信じられ,飲料にして娼婦が用いたり,鎮痛剤や食用ともされた。ネパールやボルネオでは聖所にランをまき,寺院にもこれを飾り,メキシコでは結婚式や葬式の献花として欠かせぬ花であったという。…
※「salep」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」