沙列布(読み)サレップ

デジタル大辞泉 「沙列布」の意味・読み・例文・類語

サレップ(〈オランダ〉salep)

ラン科植物の球茎を乾燥させたもの。粘液に富み、古くは胃腸薬としたほかトルコなどでは飲料菓子にも用いられる。
[補説]「沙列布」とも書く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「沙列布」の意味・読み・例文・類語

サレップ【沙列布】

  1. 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] salep ) ヨーロッパ産の二、三のラン類の根茎を乾燥したもの。塊根をサレップ根といい胃腸薬や鎮痛薬に用いる。また、ネギ類の鱗茎や、サイハイランの根からも得られる。〔厚生新編(1811‐39頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android