Schikane(その他表記)Schikane

世界大百科事典(旧版)内のSchikaneの言及

【権利濫用】より

… 古代ローマ法では,〈権利を行使する者は,なんぴとに対しても不法をなすものではない〉という法諺が示すように,個人主義的な権利行使自由の原則ともいうべき考え方が支配していた。しかし,それでも,主観的に他人を害する目的での権利行使は禁じられていた(シカーネSchikaneの禁止)。近代の権利濫用論のはしりとされる19世紀のフランスにおける判決も,このようなシカーネの禁止に関するものから始まったし,1896年に公布され1900年に施行されたドイツ民法典も,このような害意目的の権利行使のみを禁じている(226条)。…

※「Schikane」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android