世界大百科事典(旧版)内のSchulederWeisheitの言及
【カイザーリング】より
…この旅行の記録と省察が第1次大戦後にドイツでベストセラーとなった《哲学者の旅日記》2巻(1919)である。20年,ダルムシュタットに〈知恵の学園Schule der Weisheit〉を開き,〈生と知の統合〉〈魂と精神の統一〉の実現を訴えた。この理念はT.マンやウィトゲンシュタインらの共感を呼び,実際にM.シェーラー,ユング,トレルチ,L.フロベニウスその他多くの学者がそこで講演して,広く世人の注目を引いた。…
【神秘主義】より
…師弟の共同生活の中で各人の内にある魂の枠を破ることをめざす神秘主義は,それゆえにこれら共同体建設をめざす運動の主軸ともなる。カイザーリングの〈知恵の学園Schule der Weisheit〉,H.フォーゲラーやリルケが集ったウォルプスウェーデWorpswedeの芸術家コロニー,ヘッセやクロポトキンらが身を寄せたモンテ・ウェリタMonte Verita(〈真理の山〉の意。この近郊のアスコナもユングなどが集ったエラノス会議の開催地として知られる)などを代表とするヨーロッパでの共同体建設,ならびにタゴールやオーロビンドSri Aurobindo(1872‐1950)をはじめとするインドでのそれ,さらにまたアメリカ各地のユートピア建設へと結びついた。…
※「SchulederWeisheit」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」