世界大百科事典(旧版)内のseparatistの言及
【非国教徒】より
…本来の用語法としては,エリザベス1世によって確立された英国国教会の内部にとどまりながら,その礼拝式や教会統治方式などに賛同できず,国教会への遵奉を拒んだ新教徒を〈非遵奉派nonconformist〉と呼ぶ。また国教会から離脱して別個に信徒集団を組織し,国家と教会の分離を主張した新教徒を〈分離派separatist〉,さらに,名誉革命後の寛容法の制定(1689)によって国教会の外部での宗教結社の合法性を認められた新教徒を〈国教反対者dissenter〉と呼ぶ。しかし以上のうち,とくに第1と第3の用語の区別は厳密ではなく,日本では3者の総称として,非国教徒の語が一般に用いられる。…
※「separatist」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」