世界大百科事典(旧版)内のserekhの言及
【エジプト】より
…ティニスからメンフィスへの王都移転は,王国統一に協力した上エジプト有力首長の影響力からの離脱と下エジプトの確保とを目指しており,州知事を通じて州単位の灌漑水路網を整備し,レバノン杉の輸入など対外交易を独占しつつ王権の強化と中央集権化が進められた。王は天の神ホルス(隼(はやぶさ)の姿をとる)の化身とされ,王名はセレクserekhと呼ばれる隼を頂く王宮の枠内に記された。第2王朝末,王権強化に反対する勢力がペルイブセンPeribsen王を擁立,国内は一時乱れるが,カセケムイKhasekhemui王が再統一に成功,王の権威は最終的に確立する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」