世界大百科事典(旧版)内のShigelladysenteriaeの言及
【赤痢】より
…赤痢菌は長さ2~4μm,幅0.4~0.7μmのグラム陰性の杆菌で,鞭毛はない。A群(Shigella dysenteriae),B群(S.flexneri),C群(S.boydii),D群(S.sonnei)の4群に大別され,各群はそれぞれ10型前後に型別され,総計三十数型に分類されている。経口感染によって侵入した赤痢菌は,空腸内で増殖しつつ結腸に達し,とくに下行結腸,S状結腸の粘膜上皮細胞内で増殖して固有層に至り,内毒素による炎症,変性の結果,潰瘍を形成する。…
※「Shigelladysenteriae」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」