世界大百科事典(旧版)内のSiegerlandの言及
【ウェストファーレン】より
…ザウアーラントは南はジーク川,北はルール川,メーネMöhne川に挟まれる山地で,農耕には適さず,鉱工業が早くから発達した。ジーガーラントSiegerlandに産出する鉄鉱石を,豊富な森林・水力資源を利用して製錬・加工する鉄加工業の発達により,ザウアーラント西部のマルクは,17世紀中葉以降ブランデンブルク・プロイセンの中で最も工業化された地域となり,また19世紀ルール地域の急激な重工業化の起点ともなった。ハール丘陵地帯とリッペ川に挟まれるヘルウェークラントシャフトでは,古来からの交通路ヘルウェークHellweg沿いにドルトムント,ゾースト,パーダーボルンの諸都市が栄えたが,この地域はウェストファーレンで最も肥沃な黄土層におおわれ,穀作地帯を形成した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」