Skandagupta(その他表記)Skandagupta

世界大百科事典(旧版)内のSkandaguptaの言及

【グプタ朝】より

…このため,グプタ帝国の西部領域の支配は乱され,西方世界との貿易は妨げられ,財政は悪化して,美麗で良質な金貨の粗悪化,貨幣鋳造量の著しい減少をもたらした。第5代スカンダグプタSkandaguptaは安定した地方支配の回復に努めて功を収めたが,467年ごろの王の死後,帝国は衰運に傾いた。その後ナラシンハグプタNarasiṃhaguptaはガンガー流域からエフタルを撃退したというが,帝国の衰退に乗じて,諸地方の支配者が帝国の統制から離れて自立化し,帝国の領域はビハールを中心とする地域に狭められ,ついに550年ごろ滅亡した。…

【フーナ】より

…エフタル族は5世紀半ばに,中央アジアから南下してグプタ朝支配下のインドに迫った。初期の侵略はスカンダグプタSkandagupta(在位455ころ‐470ころ)によって撃退されたが,その後も侵略を繰り返し,グプタ朝の衰退をもたらした。最盛期は5世紀末から6世紀前半に出たトーラマーナToramāṇa,ミヒラクラMihirakula父子の時代であり,その勢力はパンジャーブから中央インドにおよぶ広大なものとなった。…

※「Skandagupta」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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