世界大百科事典(旧版)内のSmith,G.の言及
【アッシリア学】より
…1855年以降発掘活動は緩慢になり,アッシリア学者は発掘で得た粘土板の研究に没頭した。スミスG.Smithがニネベ出土の粘土板の中に旧約聖書の〈ノアの洪水〉に酷似する物語を発見して,センセーションを引き起こしたのは72年のことである。アッシリア学の底流にはつねにこの旧約聖書への精神的指向が認められ,ときに研究の方向を誤らせてきたが,最近になってやっとその反省がみられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」