世界大百科事典(旧版)内のSophievonKühnの言及
【ノバーリス】より
…敬虔主義の宗教的環境の中で幼年期を過ごす。若年で世を去ったが,自然と人間に対する深い哲学的思索,明朗な宗教心などの天性に加え,婚約者ゾフィーSophie von Kühnへの愛とその死の体験,さらには職務上(1795年製塩監督局補佐官に就く)携わった鉱山学,自然科学などの研究を通じて,現世の生と死を超克するロマン主義的自然観・歴史観を構築し,《夜の讃歌》や《ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン》(未完,邦訳名《青い花》),《ザイスの学徒》などの名作を生んだ。1791年イェーナ大学在学中若きシラーの歴史講義を聴き,人間形成に対するシラーの強靱な道徳的意志に感銘を受ける。…
※「SophievonKühn」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」