世界大百科事典(旧版)内のSoyuzrusskogonarodaの言及
【黒百人組】より
…反動的な地主,商人,聖職者などによっていくつかの右翼団体が組織された。なかでも1905年10月に結成された〈ロシア国民同盟Soyuz russkogo naroda〉はもっとも有力なもので,政府筋のひそかな支援をうけて,秩序と平和,ツァーリへの忠誠を鼓吹し,インテリゲンチャ,ユダヤ人を攻撃する新聞,パンフレットを刊行し,ロシア各地に支部をもっていたが,それほど多数のメンバーを擁していたわけではない。しかし,その過激な言動は保守的な心情をもつ一部の民衆をひきつけ,ユダヤ人迫害(ポグロム)などをひきおこす引金となる場合が多かった。…
※「Soyuzrusskogonaroda」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」