世界大百科事典(旧版)内のSozzini,L.の言及
【ソッツィーニ】より
…イタリアのシエナの名門に生まれた自由思想家。叔父レリオ・ソッツィーニLelio Sozzini(1525‐62)の唱えた反三位一体論の後継者。レリオは法学を学んだのち宗教改革に心を向け,内外の改革者と交際するが,ついに三位一体の教義を否定する自由なグループをつくり,チューリヒで死んだ。ファウストはメディチ家に仕えている間はカトリックを奉じていたが,バーゼルで神学研究をして三位一体論に反対の立場を明確にし,1578年トランシルバニアに移り,79年ポーランドのクラカウ(現,クラクフ)に行って終生そこにとどまった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」