世界大百科事典(旧版)内のspeculaの言及
【内視鏡】より
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[内視鏡の歴史]
内視鏡の源流は,ギリシア・ローマ時代に肛門を広げて痔疾患の診断と治療を行ったことに始まる。その器具はスペクラspeculaと呼ばれ,ポンペイの出土品のなかにさまざまな形式のものを見ることができる。 その後この道具は内部を見るためよりも難産の子宮口を広げるために使用されていたが,1807年にオーストリアのボツニーPhilipp B.Bozzini(1773‐1809)がろうそくの光を用いて体内を照らす器具をくふうし,体の内部を直接見て診断しようという考えを発表した。…
※「specula」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」