世界大百科事典(旧版)内のsplicingの言及
【遺伝情報】より
…したがって核内で転写された直後のRNA分子(heterogeneous nuclear)にも,アミノ酸配列を指定する情報の間に余分な塩基配列が割り込んでおり,そのままの形では目的とするタンパク質の情報にはなっていない。この余分な配列がRNA上で切り取られ,一つのタンパク質の情報が,ひとつづきの塩基配列として完成する過程をスプライシングsplicingと呼ぶ。さらに,真核生物の多くのmRNAの5′末端には7‐メチルグアノシンからなるキャップ構造が存在し,3′末端側にはpoly A構造が付加されている(詳しくは〈RNA〉の項目のメッセンジャーRNAの部分を参照)。…
※「splicing」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」