世界大百科事典(旧版)内のStörring,G.の言及
【精神病理学】より
…したがって精神病理学は精神医学と重なる部分が多く,19世紀の末まで独自の歴史をもたなかった。それがしだいに体系的な方法論をもつようになるのは,精神医学を構成する諸領域の分化が20世紀以降すすんだ結果でもあって,その基礎はドイツのシュテリングG.Störringの著書《精神病理学講義》(1900)により置かれたといわれる。しかし精神病理学を厳密な方法論で体系づけたのはK.ヤスパースで,その《精神病理学総論》(初版1913)は,与えた影響の大きさからしてこの分野の記念碑的業績とみなされる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」