世界大百科事典(旧版)内のstrippingvoltammetryの言及
【ボルタンメトリー】より
…電解液をかきまぜたり,電極を一定の速度で回転させたり,あるいはポンプで電解液を動かすことによって対流を起こすと,電極に拡散する被電解物質の量が多くなり,分析の感度を高めたり,電解による合成の収率を上げることができ,対流ボルタンメトリーconvection voltammetryと呼ばれることがある。被電解物質を電極に電解析出させて濃縮し,ひきつづき逆電位をかけてボルタモグラムを記録する方法はストリッピングボルタンメトリーstripping voltammetryといわれる(図2‐f)。白金やガラス毛細管の先に水銀滴を懸垂させて用いる電極をつり下げ水銀滴電極といい,この電極に金属を電解により析出させてアマルガムとし,ストリッピングボルタモグラムを記録する方法は,痕跡量(たとえば10-9~10-10mol/l)のPb2+,Cd2+などの金属イオンを定量できるので超微量分析法として利用されている。…
※「strippingvoltammetry」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」