世界大百科事典(旧版)内のsubsistencetheoryofwagesの言及
【賃金】より
…これら4学説は決して相互に排反的ではなく,賃金決定の異なった側面に注目しており,むしろ相補う性質のものと考えたほうがよいであろう。(1)賃金生存費説subsistence theory of wagesは,人口増加の〈自然的〉傾向を仮定し,労働力の再生産の費用を強調する労働供給の理論である。R.マルサスやD.リカードが最も明確に定式化したように,賃金が生存水準(これをリカードは〈自然賃金〉と呼んだ)を超えると生存率が高まり,家族規模が大きくなる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」