世界大百科事典(旧版)内のsummapassionisの言及
【受難曲】より
…これは,マタイの記述が叙事的広がりと劇的な物語性に富み,ヨハネの記述は簡潔ながら意味深く緊迫した場面の連鎖をなすからであると思われる。古くは四つの福音書の記述を総合したテキスト〈スンマ・パッシオニスsumma passionis〉に作曲することも行われた。その特殊な形態が,イエスの十字架上の言葉を四つの福音書から集め,それをつなぐ叙事的語りを加えた〈十字架上の七つの言葉〉(シュッツとハイドンの作品がある)である。…
※「summapassionis」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」