世界大百科事典(旧版)内のSupan,A.の言及
【地域】より
… 地域現象の空間的推移,地帯的配列,たとえば海岸から山地という地形系列,赤道から極地へかけての気候帯の配列についての関心は,すでにギリシア・ローマ時代に現れたが,科学的規準による地帯構造の認識は19世紀以降になる。気候帯の境界線には従来両回帰線のような緯線が採用されていたが,1817年にA.フォン・フンボルトが初めて等温線図を作り,79年にはズーパンA.Supanによって等温線による新しい気候帯の区分が提唱された。その後W.ケッペンは,この方式に改良を加え,植生図との対応関係を重視して,利用価値の広い世界の気候区分を達成したのである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」