世界大百科事典(旧版)内のTabulaturの言及
【マイスタージンガー】より
…この世界は厳しい階層制に支配されたピラミッド型社会であり,〈弟子〉〈門人〉,歌えるだけの〈歌手〉,作詩もできる〈詩人Dichter〉の段階をへて,厳しい試験に合格した者が初めてマイスター(職匠)となれたのである。それにはみずから新しい詩と旋律を創造できることが前提条件で,試験はタブラトゥールTabulaturなる成文化された苛酷な典範にのっとり,減点法により行われた。このとき採点すると同時に,マイスタージンガーの世界の頂点に立つのが〈審判者Merker〉である。…
※「Tabulatur」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」