世界大百科事典(旧版)内のta‘līqの言及
【書】より
…ちなみに,イスラムの書の古典的な伝統によると,スルシー,ナスヒー,ムハッカク,ライハーニー,ルクア,タウキーの六書(アルアクラーム・アッシッタal‐aqlām al‐sitta)が基本的書体とされている。以上のほか,イランの〈ターリークta‘līq〉体,14世紀にタブリーズの書家ミール・アリーによって創始された繊細で流麗な〈ナスターリークnasta‘līq〉体,その変形で17世紀中期にヘラートのシャフィーアによって始められた複雑な〈シカスタshikasta〉体,古い〈タウキー〉体に代わりオスマン帝国のスルタンによって公文書に使用された〈ディーワーニーdīwānī〉体,〈ジャリーjalī〉体,西方イスラム世界のマグリブ地方で発達した〈マグリビーmaghribī〉体(12世紀以降)などの書体がある。アラビア文字【杉村 棟】
【西洋】
ヨーロッパ諸語で〈書〉を意味する語にカリグラフィーcalligraphyがある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」