世界大百科事典(旧版)内のTaverner,J.の言及
【イギリス音楽】より
…ヘンリー8世はフェアファックスR.Fayrfax(1464‐1521)やコーニッシュW.Cornysh(1468ころ‐1523)らの作曲家を優遇し,当時流行中のフランスのシャンソンを奨励するとともにみずから作曲をも手がけている。また1534年の英国国教会成立に伴い新しい教会音楽の必要性が生じ,タバナーJ.Taverner(1490ころ‐1545),T.タリス,タイC.Tye(1500ころ‐72ころ)などの作曲家たちがサービスやアンセムを作曲した。エリザベス朝からジェームズ1世時代にかけてはこうした教会音楽のほか,典型的なルネサンス様式によるマドリガルやエア,リュート歌曲などが盛んとなり,器楽の分野でもリュート曲,鍵盤音楽(特にバージナル曲),コンソート曲と呼ばれる合奏曲などが人気を集めた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」