Thespiai(その他表記)Thespiai

世界大百科事典(旧版)内のThespiaiの言及

【エロス】より

…またアリストファネスは喜劇《鳥》のなかで,古いオルフェウス教の教義を引用してエロスを,いまだ大地も大気も天空もないとき,夜の女神ニュクスNyxがもたらした世界の卵から生まれ出た万物の創造者,とうたっている。このように,本来エロスは原初的な偉大な力をもった神ではあったが,彼が単独で崇拝の対象とされたことはまれであり,この神のみをまつる聖地としては,ボイオティア地方の都市テスピアイThespiaiの神域が知られているにすぎない。そこでは,前4世紀の後半にプラクシテレス作の彫像にとって代えられるまで,人間の手の全く加えられない自然石が礼拝の対象とされていた。…

※「Thespiai」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android