世界大百科事典(旧版)内のtheVirginの言及
【マリア】より
…西方ではとくに12世紀以降,騎士道の隆盛とともに〈われらの婦人〉,すなわちノートル・ダムNotre Dame(フランス語),ヌエストラ・セニョーラNuestra Señora(スペイン語),ウンゼレ・リーベ・フラウUnsere Liebe Frau(ドイツ語),アワー・レディOur Lady(英語)など,またイタリアではやや遅れてマドンナとも呼ばれた。また処女のままみごもったとされるところから,マリアは〈処女〉を意味する語によっても示される(英語のthe Virginなど)。 マリアに関する記述は,福音書にはあまり多くはなく,〈聖告(受胎告知)〉(《ルカによる福音書》1:26~38),〈エリサベツ訪問〉(同1:39~56),〈キリスト降誕〉(同2:4~7),〈学者(教師)たちの間のイエス〉(同2:41~51)などキリストの幼年時代に登場するほかは,キリストの公生活以後は〈カナの婚礼〉(《ヨハネによる福音書》2:1~11),〈磔刑〉(同19:25~26)に名を出す程度である。…
※「theVirgin」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」