世界大百科事典(旧版)内のTipulariaの言及
【ヒトツボクロ】より
…暖温帯の林床に生えるラン科の多年草。地下に数個の偽球茎があり,連なる。偽球茎の腋芽(えきが)は秋に新葉を1枚展開し,越冬するが,夏には枯れる。茎の基部は肥厚し,新偽球茎となる。5cmくらいの葉柄があり,葉身は狭卵形で,裏面は紅紫色を帯び,長さ3~6cm。5~6月,高さ20cm前後の花茎を頂生し,10個くらいの花をつける。花は紫褐色を帯びた淡黄緑色で,下向きに咲き,径約7mm。花弁と萼片は広線形で平開し,唇弁は3裂し,側裂片は小さい。…
※「Tipularia」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」