世界大百科事典(旧版)内のtjantingの言及
【更紗】より
…模様はクリシュナ神をはじめヒンドゥー教の神々や,《ラーマーヤナ》物語,マタ女神などを主題にした宗教的なものから,大柄な立木,鳥獣,人物,花鳥を描いたものなど,製作された地域によりそれぞれの特色がある。
[ジャワ更紗]
インド更紗と並び称される模様染布で,手描きのものはチャンチンtjantingという特殊な工具をつかって蠟置きするのを特色とする。染料はごく初期のものは白地に藍のみであったが,17世紀以降にソガ染料が加わり,ジャワ更紗の最も典型的な藍と茶褐色の色調がつくられた。…
※「tjanting」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」