世界大百科事典(旧版)内のToqtamishの言及
【キプチャク・ハーン国】より
…この時代,イスラム商人が活躍し,元朝やクリミアのビザンティン人やジェノバ人との貿易も栄えた。しかし,ジャーニーベクの死後,国の統一は乱れ,ルーシ諸侯も離反するなか,一時,左翼の王であるトクタミシュToqtamishが再統一に成功したが,1395∥96年の冬に,ティムールの侵入をうけてサライも灰燼に帰し,国は急速に衰退していった。15世紀には,支配領域内より,ノガイ・ウルス,ウズベク国家,シビル・ハーン,カザン・ハーン,クリム・ハーン,アストラハン・ハーンの各ハーン国が次々に独立し,16世紀初頭,ついに滅亡した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」