世界大百科事典(旧版)内のtraumatologyの言及
【傷】より
…その後,外傷の治療は大災害や戦争のたびに進歩し,近代では消毒法,麻酔法,輸液法などが確立され,さらに抗生物質の発見があり,二つの世界大戦,朝鮮戦争,ベトナム戦争などを契機にして飛躍的な進歩を遂げた。 外傷を受けた生体の反応には局所における反応と受傷による全身の反応とがあり,それらに対する治療法をも包含した外傷学traumatologyが確立している。
[外傷の病理]
(1)局所反応 局所における反応とは損傷部の生体反応のことで,特殊な阻害因子がないかぎり,受傷直後から修復が始まる。…
※「traumatology」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」