世界大百科事典(旧版)内のtricorneの言及
【帽子】より
…17世紀オランダの隆盛に続いてフランス宮廷がモードの中心地となると,大きな髪形と鬘への関心が高まるなかで,フェルトやビーバーの毛皮で作られ,ダチョウの羽根飾が付いたつばの広い帽子に人気が集まった。17世紀後半は洗練された男子服にトリコルヌtricorne(三角帽)が登場し,女子にはフォンタンジュfontangeと称するローンとレース製の髪飾が当時を代表した。18世紀はぜいたくをきわめた衣装とともに,最新流行のパリ製帽子が求められた。…
※「tricorne」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」