世界大百科事典(旧版)内のUdegramの言及
【スワート】より
…ミンゴーラの南のブトカラButkaraの仏教寺院址が最も重要で,5度拡張された大ストゥーパのまわりに約200の小ストゥーパがあり,それらの囲壁の外に僧院があったらしい。サイドゥ・シャリフ西方のウデグラムUdegramには都市址があり,マウリヤ朝(前4世紀)からササン朝侵入期(4世紀)までの層位が確認された。仏教彫刻の作風はガンダーラ美術のそれに類似しながらも土着化の傾向が強く,中インドと結びつくところもあり,中央アジアへの伝播を考える上で貴重である。…
※「Udegram」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」