Ulrich,A.(その他表記)UlrichA

世界大百科事典(旧版)内のUlrich,A.の言及

【バロック文学】より

…他方,世紀半ばより数を増した小説も,英雄・宮廷小説,牧人小説,悪者小説および風刺小説と三文体に対応する面をもっているが,ことに英雄小説は時代のあらゆる知識を集成した百科全書的な内容をもち,その表現と相まってまさに典雅な学識文学の真骨頂を示す。広く賛嘆され,ライプニッツも賞賛したウルリヒAnton Ulrich(1633‐1714)の《アラメナ》(1669‐73)は全5巻約3900ページである。それと対極をなす悪者小説の代表は,今日世界文学の傑作に数えられるグリンメルスハウゼンの《ジンプリチシムスの冒険》(1669)だが,同時代では文学とみなされず,世紀末にようやくその真価が認められた。…

※「Ulrich,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android