世界大百科事典(旧版)内のumbilicusの言及
【地衣類】より
…仮根rhizineは地衣体裏面の下皮層の菌糸がのびて集まったもので,地衣体を基物に固定する働きをもつが,維管束組織は発達しない。臍状体umbilicusは仮根と同じ起源をもつ固いへそ状の菌糸束で,イワタケ科地衣に特有である。盃点cyphellaと偽盃点pseudocyphellaは地衣体表面に生じた微小な穴や亀裂で,円形,線形となり,ガス交換に役立つと考えられる。…
【臍】より
…デルフォイの神託が古代ギリシア人に絶対的な力をもった理由の一つは,この中心地からの予言だったためである。オンファロスと同義のラテン語ウンビリクスumbilicusのumboは〈突起〉や〈こぶ〉の意で,umbilicusがフランス語nombril,ドイツ語Nabel,英語navelへと変わる。 泰山もオンファロスも山や石で,隆起であって孔ではない。…
※「umbilicus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」