世界大百科事典(旧版)内のUrtriebの言及
【欲動】より
…彼は欲動を〈身体内部に由来し精神のなかに到達する刺激の心的な表象〉とも述べている。フロイトは欲動のうちもっとも基本的なものを〈原欲動Urtrieb〉と呼び,1920年ころまでは,〈自我欲動Ichtrieb〉(自我本能)と〈性欲動Sexualtrieb〉(性本能,リビドー)を原欲動と考えた。その後の変遷を経た後に,彼は〈生の欲動Lebenstrieb〉(生の本能)と〈死の欲動Todestrieb〉(死の本能)を人間にとって基本的なものと考えるようになった。…
※「Urtrieb」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」