世界大百科事典(旧版)内のUSフィルム・サービスの言及
【ドキュメンタリー映画】より
… 一方,アメリカでも,早くから反ナチ宣伝映画がつくられていた。ルイ・ド・ロシュモントの20分のドキュメンタリー・シリーズ《マーチ・オブ・タイム》(1935‐51)は,《タイム》《ライフ》《フォーチュン》各誌の編集方針に合わせて時事問題を扱ったものであり,また,38年に政府によって設置された〈USフィルム・サービス〉は,スラム街を描いたペア・ロレンツの《生活への闘い》(1941),不況下の農業問題を扱ったフラハティの《土地》(1942)をつくった。のちこの組織は戦時情報局に吸収されているが,ジョン・スタインベックの脚本によるハーバート・クライン《忘れられた村》(1941)が自主製作されたことも注目される。…
※「USフィルム・サービス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」