…太陽観測用としては,東京天文台野辺山太陽電波観測所および名古屋大学空電研究所に波長1.8cm,3cm,8cmの干渉計がある。アメリカ国立天文台のVLA(very large arrayの略)は,現在世界でもっとも規模の大きい電波干渉計である。口径25mのアンテナ27基を1辺が約20kmのY字型レール上を移動させる開口合成型の電波干渉計で,0.1秒角の優れた分解能を誇っている。…
…開口合成型の場合はさらに大量情報の高速処理を必要とする(図)。
[VLA]
最新鋭かつ世界最大の開口合成電波干渉計は,アメリカ国立電波天文台のVLA(very large arrayの略)である。標高2000mの高地に,1辺21kmのレールをY字形に敷き,これに沿って直径25mのパラボラを27基配置している。…
※「VLA」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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