世界大百科事典(旧版)内のWahnwahrnehmungの言及
【妄想】より
…一次妄想は,さらに妄想知覚,妄想着想,妄想気分に分けられる。妄想知覚Wahnwahrnehmungは知覚したものへの理由のない意味づけであり,妄想着想Wahneinfallは突然のひらめきを確信する体験であり,妄想気分Wahnstimmungは,あらゆるものが新しい意味を帯び,無気味な,何かが起こりそうな気分状態をさしている。K.シュナイダーは妄想知覚は,対象の知覚という第一分節と,知覚された対象への異常な意味づけという第二分節をもつ二分節性の体験であるのに対し,妄想着想はひらめきのみという一分節性であり,精神分裂病の診断には一級症状としての妄想知覚の方が価値があるとのべている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」