世界大百科事典(旧版)内のWaitz,G.の言及
【モヌメンタ・ゲルマニアエ・ヒストリカ】より
…現在においてもなお継続中の,中世史研究上最も基本的な大出版物である。この協会は,当初はシュタインの私的な事業であったが,1871年,ビスマルクの時代に国家的な事業に改組されて,ワイツGeorg Waitz(1813‐86),ワッテンバハWilhelm Wattenbach(1819‐97),デュムラーErnst Dümmler(1830‐1902)等,つぎつぎと一流史家の監修下に業績をあげ,国際的に最高の評価を得て,その遠大な事業は今日もなお続いている。 《モヌメンタ・ゲルマニアエ・ヒストリカ》の全体は,史料の性格に従って〈史家部Scriptores〉(略号SS),〈法律部Leges〉(略号LL),〈文書部Diplomata〉(略号DD),〈書簡部Epistolae〉(略号EPP),〈古事部Antiquitates〉(略号AA)の5部門に分かれ,各部門がさらにいくつかの小部門から成り,史料批判や編纂の完了したものから逐次公刊されており,フォリオ版とクワルト版がまじっている。…
※「Waitz,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」