世界大百科事典(旧版)内のWienerBlutの言及
【ウィーン】より
…息子のJ.シュトラウスの《こうもり》《ジプシー男爵》やズッペらのオペレッタの軽快なメロディになると,皇帝から辻馬車の御者にいたるまで同じように口ずさむ。それはすでに一つの〈ウィーン気質Wiener Blut〉になっている。 このようなコスモポリタン的で民衆的な特質とともに,とりわけ19世紀末から20世紀にかけてのウィーン文化には,ハプスブルク帝国の没落の意識が暗く投げかけられている。…
※「WienerBlut」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」