Z形パンタグラフ(読み)ぜっとがたぱんたぐらふ

世界大百科事典(旧版)内のZ形パンタグラフの言及

【集電装置】より

…すり板と集電舟は集電電流によってその構造(枚数)が違っており,直流機関車用では枚数を多くしている。パンタグラフにはこのほか,折りたたんだときの面積を小さくするため,下枠をX形に交差させた方式のものや,ひし形パンタグラフを半分にしたような形状のZ形パンタグラフなどがある。後者には路面電車用のビューゲルの変形としての単純なものから,主としてヨーロッパで用いられている高速大容量のものまであり,折りたたんだときの面積が小さいという利点があるが,日本では,架線高さの変動幅が比較的小さく,したがってひし形にしても枠が小型でよいこと,またZ形は非対称であるため進行方向によって性能が異なることなどにより,高速車両での使用例はない。…

※「Z形パンタグラフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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