ゲームの木(読み)げーむのき

世界大百科事典(旧版)内のゲームの木の言及

【ゲーム理論】より

…(5)協力の可能性 プレーヤーは自主的な判断にもとづいて行動するが,そのときプレーヤー間において,何らかの話合いを行い,それぞれのとるべき行動について取決めを結ぶことが可能であるときに,このゲームを協力ゲーム,そうでないときに,非協力ゲームという。
[ゲームの表現法とその理論]
 (1)展開型 非協力ゲームをゲームの木,情報集合などを用いて表した形で,最も詳細な表現法である。ゲームの木とは,分岐点と頂点と選択肢(枝)とからなるもので,例えば,P1,P2,P3の3人のプレーヤーがそれぞれ二つ選択肢をもっていて,まずP1が選択し,次にP2はP1の選択の結果を知らずに,自分の枝の中から一つを選択し,次にP3は,P1の選択を知り,P2の選択を知らずに,自ら選択して,ゲームが終了するとすると,この関係は,図のようなゲームの木で表される。…

※「ゲームの木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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