ト・ヘン(読み)とへん

世界大百科事典(旧版)内のト・ヘンの言及

【ギリシア哲学】より

…アリストテレスにとどまらず,さらにギリシア哲学の展開の跡をたどっていけば,最後にプロクロスに行き当たることになる。プロティノスの新プラトン主義の哲学を整理し体系化したこの哲学者の没年は後485年だが,この哲学の究極の原理,始原は言うまでもなく〈一者(ト・ヘンto hen)〉であり,その一者から比喩的に言えばいっさいが流出し,いっさいはまたその一者に帰る。超感覚的な一者はいわば光のような巨大なエネルギー源なのである。…

※「ト・ヘン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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