存在忘却(読み)そんざいぼうきゃく

世界大百科事典(旧版)内の存在忘却の言及

【存在論】より

…彼は基礎的存在論を〈現存在の形而上学〉の第1段階とし,人間の存在を通路とする基礎的形而上学を構想した。同時に従来の〈存在論〉〈形而上学〉は,〈存在者das Seiende〉とその〈存在者性Seiendheit〉とを問題とするが,存在者と存在者を存在者たらしめる〈存在Sein〉との区別,すなわち〈存在論的差異ontologische Differenz〉を〈忘却〉していると説き,この〈存在忘却〉の広がった世界の中で〈存在の語りかけ〉を待ちうることこそ現代の人間の務めであると説く。ハイデッガーの思索は変転するが,存在論・形而上学が〈存在者〉と〈存在〉との区別に基づいており,真実の存在論・形而上学は〈存在の真相〉のそのつどの発現に由来するという洞察は,〈存在論〉の系譜の中で銘記されるべきことに属する。…

※「存在忘却」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む