惑星光行差(読み)わくせいこうこうさ

世界大百科事典(旧版)内の惑星光行差の言及

【光行差】より

… 近傍恒星系に対する太陽運動(速度20km/s)による光行差を永年光行差というが,観測的にはこの種の補正は行わない。太陽系内の天体の場合,惑星,すい星の運動がわかっていて,光が天体を出発してから地球に到達するまでの時間内の動きの補正値を惑星光行差として位置の同時性を確定するが,実用的には微小時間内での地球運動の一様性を仮定し,天体から地球までの光の経過時間(光差)だけ観測時刻を引き戻して軌道計算を行っている。恒星ではこの種の補正はいっさい考慮せず,各星につき光が地球に到着した時点で同時性を考えている。…

※「惑星光行差」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android