散乱体(読み)さんらんたい

世界大百科事典(旧版)内の散乱体の言及

【抵抗材料】より

…金属中で電流を担っているのは原子から原子へと自由に動きまわっている伝導電子である。もし金属が一つの完全な結晶であり,伝導電子と衝突してその運動の方向を変化させるもの(散乱体)が存在しなければ電気抵抗は0になるが,実際には不純物原子,結晶構造の乱れ(格子欠陥),界面,結晶格子の熱振動などの散乱体が存在し,有限の電気抵抗が生じる。一般に,金属の抵抗材料では合金化,薄膜化などを通して散乱要因を積極的に導入し,一定の形状の抵抗体に対する電気抵抗(電気抵抗率)を大きくすべく努めている。…

※「散乱体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む