時間意識(読み)じかんいしき

世界大百科事典(旧版)内の時間意識の言及

【時間】より

…共同体の解体と市民社会の成立に伴い,貨幣が共同体内に浸透して交換の単一的基準となったと同じように,〈商人の時間〉である数量的時間も,共同体の内と外の境界を破り〈複数の時間〉の質的差異を無にし,社会全域の単一的な時間の基準となったのである。【小田 亮】
【西欧における時間意識の転換】
 現代人は公的な生活においては均質的で直線的な時間のなかで生きている。われわれが時間の飛躍や境界を意識するのはせいぜい時差を経験する海外旅行のときぐらいである。…

※「時間意識」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」