最小対立(読み)さいしょうたいりつ

世界大百科事典(旧版)内の最小対立の言及

【音韻論】より


[アメリカ系音素論]
 アメリカではアメリカ・インディアンの言語を調査するにあたり,異質の未開言語を表記するための客観的方法を確立する必要に迫られ,そこで音素の研究が推進された。音素論は,最小対立と,相補的分布の原則に立脚している。pill[phil](hは有気音であることを示す補助記号)〈丸薬〉とkill[khil]〈殺す〉という語の音声現象はいずれも[‐il]という同一の音声環境に立っていて,語頭の音声部分を置き換えると意味が変わってくる。…

※「最小対立」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む